夢は猫を飼うこと!犬派だった私が今ではすっかり猫ちゃん大好き

私が物心ついた時、家では犬を飼っていました。でも小学3年の時にその犬が泣くなってからは2度と犬を飼うことはありませんでした。元来が動物大好きな一家だったので、犬亡き後は主に鳥類、魚類、爬虫類、昆虫類へとシフトチェンジしました。

ただ私の中では幼い頃からずっと一緒にいた犬がとても恋しかったので、いつも母に「犬飼って」とお願いしていました。しかし母の答えはいつも同じ、「もう犬は飼わない、亡くなったら辛すぎるから」。

母はずっと可愛がっていた犬の死から立ち直ることができずにいたのです。子供の時は「どうして飼う前から死ぬこと考えるんだろう?」なんて思ったものですが、子供と大人とでは死の捉え方が全然違うのだと自分も少しは大人になって分かるようになりました。

(鳥や魚、爬虫類に昆虫の方が寿命は短い傾向にあると思うのですが・・・。)そんなこともあり、私はずっと犬派で生きてきたのです。それは一生涯変わることはないと思っていました。が、しかし、昨年生涯犬派の私の心に犬の宿敵(?)猫ちゃんが入り込んできたのです。

昨年、何の目的もなく1週間の連休を取った時のこと。職場の先輩「休み中、どこか行くの?」

私「いえ、全然、何の予定もありません」

先輩「そうなんだ~、ふーん、そうか・・・」私「ん?・・・何かありました?」(ちょっとイヤな予感)

先輩「いやさ、実家の父が腰の手術で入院してさ、母が通うの大変だからってその間病院付近のホテルに滞在することにしたのよ」

私「それは大変ですね」先輩「で、実家に猫がいてね、その面倒見るのに実家と入院先の病院に通わなくちゃいけなくて大変なの。家に旦那もいるから本当に大変なの~」

私「はあ・・・、あ、もし良ければ私ヒマなんで猫の面倒見ましょうか?でもご実家じゃ返ってご迷惑ですよね?」

先輩「本当?いいの?うわー、良かったー!助かるわー」

私「・・・」

ってことで、連休中は先輩のご実家で猫の面倒を見ることになったのです。先輩からは一通り台所関係、お風呂など水周り周辺などの使い方、そして猫への餌やり、トイレ処理、ブラッシング、遊び方等のレクチャーをびっちり受け私と猫の共同生活が始まりました。

猫は私を不審者扱い、「なんだお前、誰だよ、気にらねえな」みたいな視線で完全に上から目線の態度で接してきます。決して触らせようとしませんが、1メートルくらいの射程圏内で私を見張っています。

すぐに尻尾を振ってこない相手に、私も犬派ですから的な態度で応酬します。しかし、これは先輩のご実家の猫。何か粗相があっては今後の職場の人間関係に響きます。

ここは先輩からの指示通り、これはビジネスと割り切り猫のお世話をしました。餌をやったりトイレの後始末をしたりしているうちに猫もちょっとは心を開いたのか、台所仕事をしていると鈴の入ったボールを私の足にぶつけてきました。

それを蹴ってやると猫まっしぐら、だんだんとノリが良くなってきました。そのうち私がトイレに入っているとドアの隙間から手を出してきたり、お風呂に入っていると外でミャーミャーと泣くようになりました。

買い物から返ると玄関までお出迎え、毎晩猫が疲れるまで遊び続けました。そしてとうとう一緒の布団で寝るまでの親密な仲となったのです。が、そんな楽しい日々も連休の終わりとともに別れがやってきました。明日からは仕事、私は家に帰らなくてはなりません。

猫との別れはとても辛いものでしたが、心を鬼にして先輩の実家を後にしました。そして言うまでもなく私は断然猫派の人間になったのです。私の今の夢は猫ちゃんを飼うこと!ただそれだけです。